E Uでのモニタリングについて
グリホサート 除草剤は散布された後、代謝物となるAMPA(アミノメチルリン酸)の濃度に関するモニタリングデータがE Uで収集されました。
包括的な統計分析により、異なるコンパートメント(土壌、水域、大気)で検出されたグリホサートとAMPAの量を、欧州の関連する規制基準値と比較しています。
分析されたサンプルの大部分において、レベルはしきい値を下回っており、環境や人の健康にリスクを与えるものではありません。
また、すべての環境コンパートメントにおいて、規制基準値への適合度は極めて高いものです。
地下水サンプルの場合、グリホサート濃度はほとんどのケースでEUの閾値である0.1ppb (「100億分の1」であり、これは例えば一般的な庭のプールの一滴にも満たない量)を下回っており、暴露リスクは非常に低いことを示しています。
また、いくつかのケースでは、地域レベルで地下水の検出値が規制の閾値レベルである0.1ppbを上回っていました。
GRGは、専門家による詳細な調査を通じて、これらがなぜ観測されたのかを理解し、解明することに強く取り組んでいます。このような対策は、植物保護製品のメーカーが継続的に実施しているターゲット・プロダクト・スチュワードシップ・プログラムの一環です
引用元:
グリホサート 分解の代謝物であるAMPAは毒物ではなく、仮に飲食物から微量のAMPAが体内に入ったとしても、人体に何かの作用をするとは考えられないものです。食品安全委員会が行ったグリホサート 安全評価でも、AMPAの安全性は確認されています。
世界各国の規制機関による検証
グリホサート 除草剤は40年以上も利用されていることから、各国の規制機関(米国環境保護庁(EPA)、欧州食品安全機関(EFSA)、世界食料機関(FAO)、世界保健機関(WHO)など)からの検証を受けていて、これまで800回以上の検証でその安全性が確認されています。
もちろん規制機関は人体への影響、特にグリホサート 発がん性のリスクについては厳しく行われています。
一日摂取許容量で考えるとどのくらいなのか
例えば、体重50kgの大人なら一日50㎎が一日摂取許容量に該当するが、パンから検出された量の最大1kg当たり1.1㎎のグリホサート系除草剤が残留したパンの摂取量で換算すると、大人なら1日で約50kg以上のパンを食べることに該当します。
農薬や除草剤のリスクについてもちろん意識をするべきだと思うが、「グリホサート 除草剤が農作物に残留していた」ことだけで危険がある訳ではなく、実際には日常で規定されている量を摂取することは超えることは現実的ではないことを考慮に入れるべきかと思います。