農薬登録検索サイト
農薬は農薬取締法で登録制度により登録されていない農薬の使用を禁止しています。
どの農薬がどの作物にどのくらい使用されているのかは、農林水産省が提供している農薬登録情報システムのサイトで検索することができます。
農薬名、作物名、病害虫、有効成分や農薬の用途(殺虫、殺菌、除草など)からも検索できます。
グリホサート イソプロピルアミン塩を有効成分とするグリホサート系除草剤も含めて利用対象の作物、使用時期、使用回数、使用方法について記載されています。
実際に、どんな農薬をどんな作物にどんな使い方で使ってよいかの判断は、様々な試験によって得られた科学的データを評価して行っています。そして、農林水産省は、使用基準に従って使用すれば安全であると判断できる農薬だけ、農薬取締法に基づき登録を行っています。農薬取締法により、登録されていない農薬は使用できません。また、登録の際には「使用できる作物」や「使用できる時期」、「使用してよい量」などの「使用基準」を決めており、農薬が登録されていても使用基準以外の方法で使用してはいけません。このように、農薬取締法に基づく登録制度は、農薬の登録の際に、使用基準に従って使用した場合に安全であることを農林水産省が確認するシステムとなっています。
また、農薬は病気や害虫による被害を防ぐために使用するものですので、害虫が発生しない作物に殺虫剤を使用する必要はありません。そのため、農林水産省は、農家や消費者の皆様の安全を確保すると同時に、病気や害虫による被害を防ぐ必要がある作物に、必要な時期に農薬を使用できるようにすることが重要と考えています。
このコーナーでは、農薬の基礎知識や農林水産省が農薬を登録する際にどういったことを確認しているかなど、様々な情報をお知らせしています。
引用:https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/
農薬の必要性
日本は温暖湿潤で病害⾍の被害を受けやすい。また、農業就業者が減少し、⾼齢化が進んでいる現実があります。
グリホサート系除草剤をはじめとする農薬は、品質の良い農作物を安定的に国⺠に供給するために必要なものです。
農薬を使用しなかった場合には通常の収穫を100とした場合に、トマトは69に、キャベツは37に、りんごは3に減少します。
私たちが売り場で当たり前のように手に取ることができる作物が滅多に手に入らないものになる可能性があります。
デオキシニバレノールなどのカビ毒によるリスクも低減しています。
グリホサート系除草剤は作物だけでなく、森林の植生管理など広い範囲で使用されています。
農薬の安全確保のための3つの項目
農薬は農作物に散布され、意図的に環境中に放出されるものなので、以下の3つの安全を確保して農薬を適正に使用することが求められます。
・農作物を食べたものの安全
・環境に対する安全
・生産者の安全
これらに対して最新の科学的知見に基づいて基準値などが設定されますが、安全性を一層向上させるために、農薬法は最新の科学的な知見に基づいて安全性等の再評価をする仕組みを導入しています。
グリホサート 除草剤などの国内での使用量が多い農薬から順次進められています。